朝倉病院

朝倉病院は埼玉県春日部市に存在した精神病院。

2000年に患者の不審死が相次ぎ、県が調査に入り、不祥事の数々が暴かれ翌年に閉院した。

DR.FEELGOODというロックバンドに「不正療法」「殺人病棟」なる邦題があるが、まさにそんな事態が日本で起こってしまった事例だろう。

この朝倉病院には身寄りのないお年寄りや精神疾患を持つ人たちが入院していた。

しかし、この病院こそ入院したら最後とも言われ、手足を拘束され自由を奪われ、点滴を打つだけという余生を送る事となっていたという。

患者は壁と身体をハーネスで固定し、身動きが取れない状態にあった。

YouTubeの当時の映像より

中心静脈栄養、いわゆるIVHを不必要ながら投与し、患者の体調を崩させ治療し、治療費を不正に請求するという悪徳甚だしいシステムであった。

そして患者は次々と不審死を遂げ、死亡した患者数は40人を超えるとも言われている。

現在、建物は解体され現存しない。

が、心霊スポットとして噂されていた閉院後の病院内部の画像には独房などがある事から、患者を完全に支配し、少しでも悪さをすれば暗い独房にぶち込まれる…というストーリーが容易に想像できる。