慰霊碑

【所在地】山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺


富士山の山麓に位置する富士河口湖町富士ヶ嶺地区にある富士ヶ嶺公園内にある慰霊碑。
慰霊碑なら何処にでもあったりするが、この慰霊碑は具体的に何を慰霊する目的なのかが不明である。

というのは、25年ほど前に世間を恐怖に陥れたアレが関係している。


オウム真理教のサティアンがあった場所

「松本サリン事件」や「地下鉄サリン事件」を決行し、世間を恐怖に陥れた極悪組織・オウム真理教。
オウムのサリンはサティアンと呼ばれる施設で作られていたという。
そのサティアン建設の白羽の矢が立ったのが山梨県西八代郡上九一色村(現・富士河口湖町)であった。
そして富士ヶ嶺公園こそ、かつてのサティアンがあった場所なのである。

オウムの来襲により変わっていく村の生活

上九一色村は富士山麓に位置する、農業や酪農が盛んな長閑な村であった。
しかし、そんな平和な村に凶悪カルト組織・オウム真理教が進出してからというのも、サティアンでしごかれ、命からがら脱出した信者たちは村民の家に助けを求めて行ったりすることもしばしばあったという。
また、サティアン内で死亡した信者たちも無数にいる。
オウム関連のムードが収束した後、上九一色村に「富士ガリバー王国」というテーマパークを建設するも、一度悪名高いと言われてしまった上九一色村のイメージを払拭することは出来ず、閉園してしまった。

この慰霊碑はサティアンで暴行の末死んだ者を供養するものである。碑に細かな事が書けないのは、富士ヶ嶺を訪れた人がオウム真理教やサティアンを連想させない為とも言われている。
慰霊碑の正面には霊峰・富士山が聳えている。

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