煙島

【所在地】兵庫県南あわじ市福良丙


淡路島の最南端、南あわじ市の福良湾内にある無人島。
淡路島本土からもかなり近いこの小高い島は普段は立ち入りが禁止されている。
それはこの島に纏わる悲しい歴史がある。

源平時代、平敦盛の荼毘で煙が上る

1182年。一の谷の合戦で敗れた平経盛は、屋島に向かって逃げる途中、福良湾で休んでいると一の谷の戦いで熊谷直実に首を切られた敦盛の首が届けられた。経盛は、煙島で敦盛の首を荼毘にふし、煙が立ち上ったので煙島と言われるようになった。
という敦盛伝説が残る神聖なる禁足地なのである。

また、敦盛の最期は非常に悲しい物語である。
敦盛を討った熊谷直実はあまりにも美少年の彼を自分の息子と重ねて、助けようと思ったというが
「ただ速やかに首を取れ」
と言われ、殺めた後に、敦盛の供養のため、仏門に入ったという。

また、島内には厳島神社という神社がある。
これは広島が総本山とする厳島神社の一つであるという。

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