【所在地】岩手県遠野市土淵町(現存せず)
柳田國男の『遠野物語』で有名な遠野の里に、心霊スポットとして名高い古民家の廃墟があった。
恩徳の幽霊屋敷(または山伏屋敷)である。
この屋敷に昭和50年頃に廃屋となったといい、昭和54年には新里村(現・宮古市)から工事でこの地に来ていた作業員が寝泊まりしていたが怪奇現象が頻繁に起こり、宮古市の住職にお祓いを頼んだところ、住職は
「ここに、私と同じ職業の者が埋まっているようだ」
と話した。
恩徳という地は「六部殺し」の言い伝えがあり、この屋敷も例外でなく、六部殺しの舞台という説がある。
現在は取り壊され、更地となっている。
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