永谷集落

【所在地】福井県大飯郡おおい町名田庄永谷


原発で有名な福井県の西端に程近いおおい町の旧・名田庄村にある永谷集落は、長年に渡るダム建設に揺らぎ、住民が立ち退きを要求され、集落全体が廃村となってしまった悲しい歴史がある。

関西電力のダム建設に揺らいだ過去

今から50年ほど前の1965年。
この地域を所轄する関西電力が永谷にダム建設をする話が出てきてから集落の住民は案の定、賛否分かれた。
最終的に立ち退きという体で賛成派の住民が減っていき、反対派の4世帯はこの地に留まっていたものの、1985年には残る4世帯も立ち退かざるを得なくなり、家屋のみ残る廃村となってしまった。
しかし、関電のダム建設計画は白紙となってしまった。

集落の住民のやるせない思いと悲哀、豪雪により徐々に失われてていく風景。
永谷集落は今でも数軒が形を留めながら福井の山奥にひっそりと佇む。

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