松尾鉱山の廃墟群

【所在地】岩手県八幡平市松尾寄木


松尾鉱山跡は岩手県八幡平市(旧・岩手郡松尾村)にある炭鉱跡、および炭鉱労働者の社宅用のアパート群、学校の跡地。
西が軍艦島なら東の横綱とも言われるほど廃墟マニアからは聖地として親しまれるエリアである。

松尾鉱山の概要

19世期末から1969年の閉山まで硫黄などを採掘していた。「東洋一の硫黄鉱山」と呼ばれることもあった。
鉱山街は労働者や家族の社宅(アパート)や学校、イベント等を行う会館などが点在しておりかなり栄えていたという。
近代都市の象徴とも言われ、「雲上の楽園」とも呼ばれるほどであった。

UFO目撃スポット?

松尾鉱山は日本屈指のオカルトエリアとしても知られており、中でも未確認飛行物体(UFO)等が頻繁に目撃されている。
また廃校の体育館は落盤事故の際に遺体安置所として使用された事があるといい、事故死した霊が出没するという噂がある。

1999年にはロックバンド・GLAYが「HEAVY GAUGE」のPV撮影を行った。


現代にに課題を残す松尾鉱山

しかしながら東の横綱は岩手県が抱える課題の一つになっている。
炭鉱跡地から出る有毒物質が北上川へ注ぎ、川の生態系に多大な影響を及ぼしている。これを受け、中和施設を建設したものの、北上川流域の宮城県北部や東北太平洋沿岸に多大な影響を及ぼすと予想されている。

廃墟は誰かの営みの痕跡であり、無人となった今もその営みが続いている、とでもいうのだろうか?

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